ミッシングリンク/アンドリュウ
 
くの身の回りの世話をしてる
ボクに言葉を教えたのも彼女だ
教えて!私達とあなたはあまりにも違いすぎてる
………
ぼくはすでにこの部族のみんなを愛し始めていた 
元の世界にいたときには感じたことのない感情だった 
ここでは何かすべてを本当のものが
やさしくシンプルにしっかりと網羅してた 
かって住んでたまやかしの複雑怪奇なエゴの世界とは大違いだった
答えたくないのね 
そういってクルモンは低いが頑丈な体を悲しそうに縮めた
そんなことないよ 
それだけいってぼくは彼女の肩を抱いた
発情して強くなった体臭が鼻をさす 
最初は嫌だったこの匂いも今ではすっかり慣れて
それどころ
[次のページ]
戻る   Point(1)