メメント・モリ (Make No Mistake)/ホロウ・シカエルボク
 
たましいには
現実なんてものは口に合わない
むしろ現実に喰われて
書かれないうちから汚れた用紙のようになることがほとんどだ
余計な思いなんか抱えなきゃ
真白でいることも出来ただろうに
なぁ
考えたことがあるかい
あんたが本当に求めているものがどんなものなのか
なんて
皆目見当もつかないけれど
それがどんな風になろうが
人生はずっと続いて行くんだ
失くしたからって待っちゃくれない
ダイヤに乗って進む列車のように
あんた自身の終点まで続いて行くんだぜ
覚悟を決めたならどちらか決めなよ
このまま乗るか
それとも降りるか
あんたが
ここまで続けてきたことがいったいなんだったのか
考えてみるのはもう少し先でも構わないんじゃないか?











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