楽譜にすりゃあ滅茶苦茶、手紙にすれば届け先から抗議の電話が来るような?系統/ホロウ・シカエルボク
白く褪せた世界の中を泳ぐようにフラつきながら行先に覚えも無くフラフラとただフラフラと幾つかの針金で生を模倣させられている人形みたいに生身の虚ろでそれでもきっとおそらくなにひとつ求めもしなくなるよりはきっとずっとマシなのだろうと漠然と感じながらそうきっとなにひとつ求めすらしなくなるよりはきっとずっとマシなことなのだろうとだけれどきっといくらかはマシという以上のなにかが仄めかされているわけでもなくまるでそう意思を持って進行する泥土のような流れがそこには存在していて慢性的に息苦しい気分でだけどそんなもの例えば冬に寒いこととと夏に暑いことと同じで言うなればデフォルト設定といったようなもので
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