才能のない批評家から、才能ある新人作家への提言/yamadahifumi
石を見たまえ。彼はそういう風に生きたではないか。
僕が君に言いたい事は以上だ。好き放題言って、悪かったね。でも、君は僕と違って才能がある。だからこそ、君はもっと自分自身にならなければならない。・・・あるいは、才能なんてない方が伸びるのかもしれないね。・・・よく、わからないけど。でも、僕が思うに、世間というやつと互角のゲームをする事は、僕ら個人にはいつも許されていない。世間というものと個人がゲームをすると、いつも100対0くらいで負けちゃうものなんだよ。・・・あるいは、それは勝っているように見える時もある。でも、その時は大抵、世間の人間のおもちゃにされている時なんだ。・・・ほとんどの人間は物事を
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