帽と脚/04
 

機乗りはそそっかしい、何の機にどうやって乗るのか
明日から忘れる予定だと、言って聞かないのだ

もう忘れている癖にねえ お八つは頬に ここのつ10

ばちの丸い所と細い所が、殴り合いも出来ないまま
下らない嘘を信じあって坊やに折られてしまった

ころころ からから 日向にまあるく 日陰に尖って

譜を怖がる弾き屋は、音痴のフリして仕事から逃げ回ってさ
あんまり上手に下手だったから機乗りは大笑い

すっきりしたら 飛んだり転がしたり 行きたくなったでしょ

仲直りしたら、泣いてる太鼓をとんとんしてあげてね
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