地平線のエステティシャン/花形新次
 
毛穴のケアを忘れた35歳洋子は
エステティシャンに全てを託した

私の肌はあの太陽のように
再び輝きを取り戻せるかしら?

大丈夫、きっと元に戻る

洋子の手を握り
エステティシャンは
キッパリと言った

ダメでも構わない
このエステティシャンなら・・・
洋子は目をうるませながら
エステティシャンの手を握り返した


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