ひとつ かたわら ?/
木立 悟
目
片方を残し 昇るまばたき
ひとつの羽 ひとつの曇
動くことなく見つめている
夜は触れては去るものに満ち
生きものの光も 草の火も
途切れ途切れの涙を流し
そのはざまへと はざまへと
ふたたびはふたたび降りおりる
戻る
編
削
Point
(3)