ひとつ かたわら ?/木立 悟
 

片方を残し 昇るまばたき
ひとつの羽 ひとつの曇
動くことなく見つめている


夜は触れては去るものに満ち
生きものの光も 草の火も
途切れ途切れの涙を流し
そのはざまへと はざまへと
ふたたびはふたたび降りおりる












































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