のーど/ねなぎ
 
あの頃は
手紙を
書くことすら
手が震えて


コンパイルをして
焼き込んでみたが
何処かにバグがあったのか
正常な動作をせずに
制御する事が出来なかった

フィードバックが不十分


時々
衝動的に
夜中に書き出して


揮発性により
結局無くなってしまう
この感情が
留めて置けるなら
どの位の容量が
必要だろうか

頭の中に届いたメールに
返信を書こうとしたが
添付の容量の関係で
送れないでいる午後に

稀に
積み上がったディスクでも
整理しようとしたが
机の上が散らかり過ぎて
頭の中は
更に散らかって
思い出せないで
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