アドバルーン(いつかみんなにワイドショー用に用意されたコンフェッション)/モリマサ公
 

いろんな形があって
顕微鏡で細胞みるのと
宇宙ステーションの窓から砂漠みるのとが似てるみたく
大きさを変えて
質量をこえて
分解されながら違う形になって
また新しく文化的要素みたくしてつづいてく





(祖父 年金月十六万 貯金一億二六七〇万)

グロウアップしたクローンたちが健やかに微笑みをかえす
「しんじらんなーい」とかの何本もの腕は
いつもすべてシャメの角度で折り曲がり
「それぞれの年代や言語」
西暦ごとに変換されてく
「ビビットで覚めない夢のようなメッセージ」
四次元で吹き出すエコロジカルでグローバリズムななにか


キイ
キイ

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