冷たい血のささやき/
ホロウ・シカエルボク
てる誰かがいるってことをさ
降りしだく真夜中の中でも
そいつはたやすくおまえを撃ち殺すかもしれないぜ
どんな言い訳をしても
戦わないやつには敗北しかないのさ
眉間を撃ち抜かれないために
引金には指をつけたままでいるんだぜ
胃袋に放り込まれたように夜の中に落ちていく
闇という酸がおれの精神に火傷を作るころ
おれは銃口をこめかみに当てるだろう
見つけたのさ
ふっ飛ばすにふさわしいものを
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