さよならについて/nick
 
遺失の果ての充足に
どうも、どうもと頭を下げた
今になってわかることに
予定通り私は傷ついた

キャッチーな詞がしみる頃
まだたくさん終わるし始まるからと
この手に残ったものを数える作業

ベッドの皺のように
現れたり消えたり
とどまらないからステキなのだと
誰かに言ってほしい気持ち

この道が長くて
泣きそうにもなるけれど
この道が長くて
ほんとうに幸せだ。

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