いつも/なけま、たへるよんう゛くを
 
だ。
飛び出す嗚咽を押し留め
食い入る邪視をも退け逸らし。
目を閉じる僕の閉じる目に
すぐ横で騒ぐ夜の啼く蚊も映え。
こんないつもがいつも来る。
どんな明日も明後日も。
清川の苦しげな水音が耳に忍び入り門も軋み溶ける手紙 長い永い夜道の果てレモンの蜘蛛の巣骨の城宮おわす直方体 燃える水 凍てついた炎しとしと内部が凝り固まり
それでも腐ってる。


凍てついた炎・・・クロノクロスより

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