いつも/なけま、たへるよんう゛くを
夜が頭の中で暴れている。
静か。静かでとても静かに
時に灼け狂い 時に凍り絶え
幾億繋がりの数えるすべ無きポリスの多きを
神秘の流れる銀の糸河を
削りに削り レモン色のもやに戻す、戻す。
それでも堅固な壁というか平たい骨が動かないので
閉じる門。
閉じて久しい門。
閉じたままの門。
数百年もかかると言う目の前で
刻んだ歴史に隔てられ。
黒くペンキで塗り潰す
遠い旅路の車輪 絵葉書。
聞かないフォン それは聞こえるから。
誰に見られも言われもしないが
いつの今にも平然と
整然たるモノリスを押す激務。
蚊が見ている。
自然な血の為だが だが君は見ていてくれるのだ。
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