日曜日の詩/timoleon
刻そうに,
まるで母親に愛されなかった子みたいに,
地獄でも見たのか?自分ばかりで,
他人を愛したいのに,自分は愛されなかったような,
そんな捨て去られた自転車のような詩しかまだ描けてない.
ほんとうは,まだ詩を描いてない,
そんな気持ちが,ずっと背中に貼りついている.
あのときも,いまも,
いくらか,いまのほうが,うそが下手になった
ほら,もうモーヌ。に追いついて
ぼくも,同い年になった,
ぼくは,ほんとうに詩が描けないことを知ることになって,
蒼穹に矢を放ち,この身を貫けばいいのだから.
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