一行の夢/ハァモニィベル
 
(一行詩集/  ハァモニィベル「一行の夢」 )


          【一行*夢】
             *

一行の人生が、いま、谷底へ向かって続いている。突然、愛という文字が、両手で私を抱き止める。

             *

天国にお邪魔してすっかり寛いでいると、神様から、「そろそろお茶漬けでも出しましょうか」と言われた。

             *

鳥も雲も飛ばない空虚な空の下で、海はちょっと眼を離すと、揺れている。

             *

          【一行*詩】
             *

日々に皺苦茶に
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