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信天翁
「時」に噛みつかれなくなったら
「空」がにらみ始め
「風」を敬遠しだしたら
「光」がこんどは戸惑い始める
八十路のおらにむかって
黒衣のフェアリーは舌鼓をうっている
気軽に(なにが)幸いするのだろうか
気重に(なにが)災いするのだろうか
緊張と弛緩の音と声がこだまするなか
宵闇迫る広場のベンチを
寂しげな水銀灯が照らしだしている
夜まわりする三毛猫のために
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