砂糖粒/
藤鈴呼
中学生の頃
覚えたての英語で
シーオーエフエフイーイーって
呟いた
それで コーヒー
和製英語も 造語も
区別が付かぬ 街の看板
何となく 華麗に映る
イルミネーション眺めながら
コーヒーを すする
カフェで すわる
テーブルの上に 広げたのは
お気に入りの本ではなく
零れた 砂糖の 粒でした
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