【HHM2参加作品】舌平目のムルソー(suigyo)を散瞳する/澤あづさ
 
野狭窄と喝破して白眼視に森を生やし、空即是色を『自他もろともレッテル貼り』と脱臼した挙句、自我迷執が結果的に自他不二という逆光逆喩のどつぼを情景で吐血する始末。語りえぬものにガチで沈黙しながら、なにが諸法無我だってんだ主体は世界の限界である(†ヴィトゲンシュタイン先生)と全身全霊で主張する(とわたしたちは魂削た)んですから」
「心底、あの青い地球を焼き畑農業にされた気分です。あのタピオカは、きっとおそらく断じてそんな木魂では、」
「というのはもちろん偏にわたしたちの森の木魂削であるうえに、そもそもわたしたちはあのムルソーに出くわすまで、舌平目にもあのタピオカの瞳を「Eureka、「魂削たことに
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