絶望はいつもまぶしい/ユッカ
 
り綺麗だから
わたしはまたこの世界の
どこにいたらいいのかわからなくなる

あたたかいまま死んでいくたくさんの光が
わたしを掻き乱していくのに
傷跡すらくれないから
涙の止め方がわからないよ

お前がこの星の半面を照らしあげるほどに
熱量のある塊ならお願い
わたしを燃やして
いつまで経っても癒えない
あの子の手首の傷と一緒に
この湿気た衝動に
思い知らせてくれないか

生きていくしかない
生きていくしかないんだ
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