【HHM2参加作品】「沈黙」を聞き、「いま」を読む ? 縞田みやぎさんの「春に寄せて」/N.K.
を持てていたのは、現代詩フォーラムと言うサイトを介してであるが、自分にとってネット詩は、仮想というより、現実の経験を織りなすものの一部だ。媒介と言うよりは本質であり、機能と言うよりは実体である。以上のような問題意識を持って、取り上げたい詩がある。縞田みやぎさんの「春に寄せて」である。
縞田みやぎさんの「春に寄せて」は、批評(散文)として投稿された作品である。しかし、分類の意図を越えて、「詩」を触発する「詩」なのだと改めて思う。縞田さんにはお会いしたことはない。しかし、「春に寄せて」は、自分にとって、今ここで、リアリティであり続けていたりする「詩」である。
春に寄せて
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