冬と隔たり/
木立 悟
満ちる蜂蜜
笑顔と拍手に消える星々
願いはひとつでした
でも ふたつだったのかもしれません
ずっと離れてうたったのです
ずっとそのままに居たのです
暗がりは常に何かに満ちて
ひたすら分かれながら分かれずに
自動と他動の震えの重なり
こがねのはばたきをはばたきつづける
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