冬と隔たり/木立 悟
 
満ちる蜂蜜
笑顔と拍手に消える星々



   願いはひとつでした
   でも ふたつだったのかもしれません
   ずっと離れてうたったのです
   ずっとそのままに居たのです



暗がりは常に何かに満ちて
ひたすら分かれながら分かれずに
自動と他動の震えの重なり
こがねのはばたきをはばたきつづける












































戻る   Point(2)