独りじゃない/yamadahifumi
、どうすべきか
おそらく、答えはどこにもないのだが
僕は今、部屋で一人で本を読んでいる
そして、それは限りない過去との対話であり
世界にとっては存在していないが
僕にとってだけ存在している一つの時間
・・・僕は今、世界という名の「時」を切り離し
そして、もう一つの「僕」という名の時間の中に入っていく
そして、その中ではモンテーニュもパスカルも
僕と同じ永遠という時間軸を生きている存在として
認識される
なので、僕は孤独ではない
例え、この世界にほんの小さな蟻ほどの
存在としても認められていないにせよ
それでも、僕が永遠と対話している限りは
独りじゃない
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