怖い人たち/
番田
街角で
色々な人間とすれ違う
陽気の中を
何か忘れて
そして短い詩を書くだろう
靴を履いて
静まった街に出て行く
誰かと会いに
行くのだろう
行くだろう
わからないが きっと
途中でパンを買って
ガムをかんで
袋をなびかせながら
包み紙にそれを入れて きっと
行くのかも知れない
知らない
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