修羅//ハァモニィベル
ひらがなでいえない〈いかり〉の
まっすぐなほのおが
うつくしいめのなかでもえている
さからってはいけない〈ちから〉の
ひんまがったろうやで
くさりきったやりくちにもだえてる
きのうのはりつけと〈たたかい〉
きょうのやつざきと〈たたかい〉
あすのひあぶりとも〈たたかい〉
まけるとしりながら〈たたかい〉
なんどでも
まけるとしりつつ
いきかえり
〈たたかい〉つづける
やがて、ひらがなになった〈かお〉の
しずかな〈かなしみ〉が
やさしいきみだけにみえている
このかなしみのかおのわけは
きみだけがそっとわかるだろう
このこころのなかがみえるだろう
ぽつんとひとつおかれたままの
セイギという〈つみ〉をせおった
かてないけんかをつづけるものの
てんにさからうほどの〈 愛 〉
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