通りすがりの俳句トキドキ短歌たち/阿ト理恵
 
めあけくらあい部屋で遊ぼうよ

きみの手にためらいがちな骨をさす

純粋なきみのこころに一滴のしみもつけない。誓うよぼくは
はずむ息きみにとどける
ぼくだけを

きみとぼく たとえれば紙のおもてうら

つきうたう よる、うみ、つちよあいしてる

かなしみがうつくしすぎて青が散る

あさがたにあなたをおもいだしますよすきだといえずすきにさせてね

やわらかい人魚の寝息 春風にふたりは歩くゆうるりふわり
ぷらりんとボクは枝豆レミファソラ♪

春だからはじめてしまう恋もある

いつまでもゆめみる少女ごっこして

こいしくてはるまでそらをみ
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