一人芝居(その2)/星☆風馬
と。なんでネットカフェに入ったら女の子が待っていたのか。「これってネカフェの新サービス?」なんて思いながら気をよくしていたけど、ぼくもちゃんと知っていたさ。君が人間じゃなくて違法に量産されているアルビノクローンだってこと。赤い目をしたレイ。その粗悪なコピーではあるけれど。「君の源氏名は富子かい?」ぼくは富子とキスをする、熱く、熱く、キスする
「世界なんて滅びてしまえ」
そうよ、それを3回唱えたら、あなたの世界は滅びてしまう
「世界なんて滅びてしまえ」
そうよ、それを10回唱えたら、あなたの願いは叶うはず
「世界なんて滅びてしまえ」
、、、レイ、富子
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)