川柳が好きだから俳句を読んでいる(10、西川徹郎のこと)/黒川排除 (oldsoup)
陵辱するという方法を取っているように受け取れるのだ。この猟奇的な重力をもって改めて作品の流れを追うと、はっきりと彼の嘆きが姿を現す。その嘆きに照らされながら、家族の骸の上で家族に鞭を打ちながら嘆き、その嘆きをすべて写しとっているというわけだ。彼の作品が目に見える形をとるためには彼自身が反復する身体となる他に方法はなかった。そこには肉体的な機械の姿がある。結論すると、西川徹郎の作品のすべては、死んでいる。
[グループ]
戻る 編 削 Point(0)