散歩道/長月 猫
真っ白だったキャンパス<今日>が
ほんの少しずつ
色づき始めた
今見ている風景<けしき>は
いつもと同じ通学路
でも
いつもと違う通学路
僕の傍らにいるのは
いつもと同じ友人<なかま>
でも
いつもと違う友人<なかま>
前の絵<昨日>と同じに見える
今の絵<今日>も
やはりどこか
まったく違う絵だとわかる
いつもと同じ季節<とき>の流れを感じる中で
いつもと違う季節<とき>の流れも感じてる
さぁ乗り出そう
新たなる刻<とき>の流れに
自らが望む刻<とき>の流れに
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