スーニャ/示唆ウゲツ
 
今は意味の無い芝居が見たいのです
猫の名もキミの名も見分けがつかないのです
うすべにの地平線を見渡しているのです
これといって、意味のないことですから

冷凍庫はからっぽでした
チョコレートなら冷やしていないのです
キミが待っているならお茶を沸かしましょう
積み木よりもたのしいことを知ってしまったのですから
やっぱり、これといって意味の無いことなのです

スーニャ
答案なら羊の胃液で
がらくたほどの価値と
おどろくほど白くなってしまったので
キミのほうがおどろいて
目を回してしまったのです
スーニャ
虹の色なら当てることができます
それはキミにはかなわないから
手を伸ばしていたからです
スーニャ
あの三階建てのビルから
絶望へと続く無人駅が
跳ね飛ばした水滴に映っています
きれいなので勘違いしそうです

できれば、
そのこじつけに触りたいだけですから




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