まほう/
はるな
あなたはいちども
わたしを愛さなかったけど
あの
朝とも夜ともつかない暗がりに
わたしともあなたともつかなくなったどろどろに
手を抜いたこともなかった
かわいそうに
いつまでも
わたしに愛されたままで
いっそう遠くなっていく
生活を夢みればいい
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