ぴーかん/大村 浩一
げさに
こえを あげつづけているすがたを
しょめいいちらんをながめていて
そうぞうしてしまった
あのひととでんわで
はなしているうち
ねむりかけて
ごみがころがっていく
はくちゅうむ
うっかりはなしてしまい
こわがらせる
テレビのすなのうず
デジタルになったらきえるの
だんだんあきチャンネルがなくなって
どこまわしてもこえからして
ものをうってる
さむい あさ
ほっとする
ほんと
けれど せんしゅうから
あのくろねこに
あえない
あっかします
これから
まちがいなく
2005/01/08 初稿 詩学ワークショップ青の日で発表
2005/01/16 部分改稿
大村 浩一
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