乳首小町/花形新次
乳首自慢の女が
真冬でも乳首周辺だけ
切り取った服を着て
「世の男どもよ
あたいの乳首を吸いたかったら
この鼓を100回鳴らしてみろ」と挑発していた
男の中に
どうしても女の乳首を吸いたい者がいて
鼓を叩いたが音は鳴らなかった
それを見て女は声を立てて笑い
自分で乳首をサワサワした
男は狂ったようになおも鼓を叩いたが
決して鳴ることはなく
絶望して夜のバイトに戻った
去って行く男に向かって女は
「いきなり吸われたら
きっと鳴っていましたわ」と言った
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