詩の終わりについて/番田 
 

誰もが消えた 街は
夕暮れ 誰もいない言葉 例えば 誰もが
心に留めた言葉は聞こえているのだろうかと思う 誰もが
誰も皆心に 綺麗な声を思っているけれど


詩は今世紀で途絶えていくのだろうと思う
詩を思うこともないまま
詩について 無関心な 日々の 瞳の中で
朝を迎える 詩を書いても 良いことなど何もない


戻る   Point(3)