埼京線の中で書いた詩/
番田
目覚めたばかりの目から
不意に落とされた 心は
静かに立っている 床の上にある 僕は
ぼんやりと思いのままに立たされている
そして僕は立っている そこに
海の 波が光った そこにいることだろう
海水につかって
不幸な人の 誰もいない 世界を 思っていた
あまり自分の人生ではよいことはないと思う
これから生きる 未来はどうなることだろう
何も未来のない 悲しい 便利さの中で
荷馬車を押して心の中をさまよい続ける
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