詩集「蟹みそ」/花形新次
 
生まれながらにセンスがないという
逆境をものともせず
詩人として活躍している
佐村小路守忠相氏の
(どっからどこまでが苗字なんだ)
詩集「蟹みそ」が
まったくの別人によって
書かれたものであることが分かった
詩集「蟹みそ」は
東京都調布市にある
佐村小路守忠相氏の自宅で製作され
佐村小路守忠相氏の親戚や友人合わせて12名に配られたものだ
いやいやながら詩集を受け取った一人は
「これって、わざわざ、別人に書いてもらうほどのもんか?」
と怒りと失望をあらわにしている
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