twitter/葉leaf
「生き残るために瀕死の僕は暴力を振った。怒りを物質化するとても美しい暴力だった「その暴力が美しい被害者を作った。被害者の傷は美しかった「僕は決して消えない罪を背負った。この上なく美しい罪に僕は深く抉られたままだ「どこが美しいのだ?全てが自己弁解の醜さで腐臭がする「その腐臭が美しい
この涙はどこからやって来たのだろう あるいは朝日に照らされた建物の充実から あるいは夜に訪れる静寂の表面から あるいは昼間の空の嘘のような明るさから 涙の本当の出自は知らなくていい そして忘れてしまっていい ただ薬液のように蜜のように流れては嘘を確かめる それだけの涙でいい
傷ついたという言葉が大嫌いだ 傷つ
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