夜のあてつけ、終電、ああそれから批評/石川和広
 


むすうの電気信号は
脳嫉妬
ほんとに嫉妬ダウン
脳が拾うのは
おもいでのスライムな変態

かえることもない

何もかも知りすぎて、
なにもわからないあなたたち、わたしのブルージー


ゴゴンゴゴン終電
何を飲んでも
まるで、かわらないぐる燐孤独
なんて
不誠実な真面目

ねじりんぼうぐるり
かえる場所にふとんがぽつり
うちはみんな、はよ寝ます

世をはかなむ前に
せいしんがまどろむし

批評は詩の中にあります
ただ
今はすこしねむらせて
下さい




愛している
場末の立ち食い蕎麦屋

おばちゃんはいきている

いったい
書いていることに批評の無限の
つっこみどころ
無責任に蛮勇引力
ひきつけながら巻き込まれグル縷々、腹イテエ

みずをください

冬の蒼穹を
明日ってもう時計は明日だ
きたいする

戻る   Point(6)