twitter/葉leaf
あるとき眼が振り返った 振り返った先には脳があるだけだった 振り返ればよいものではない そう思って元に戻ろうとした瞬間 今度は脳が振り返った 脳が振り返る瞬間を見ただけで眼は満足した 振り返った脳は神経を介して血液を振り返らせ 血液は裏返って体を流れていった そんな夜が偶にはある
生きることは全てが飛躍だから 少し前にあったことも少し後にあるであろうことも 現在と連帯することはできないのだ いや、生きることは全てが連続だから 何ものとも連帯の円が広く広がっていき 決して孤独になることができないし 新しいものが生じる余地もない だが飛躍と連続に実は違いはない
夢がいつの間にか妄想に変わっ
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