夢の世界/
朧月
小さいころ
夢の世界は空にあるとおもっていた
雲にのって
とんでいくとおもっていた
かたく手をつないでいないと
別の夢についてしまうから
だいじなものを
からだにくっつけて眠った
あなたがいないから
あなたのにおいがするものを
夢の世界のわたしは
夢だけど
幸せにくらしているはず
今日もかならず
雲はきて
夢の私にあわせてくれる
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