love/リヅ
する
錯覚かもしれない それでも理解する
二人は孤独じゃなかった
恋じゃないけれど孤独じゃなかった
けれど二人はいくら僕がずっとそうしていてほしいと願っても
いつかそれぞれ別の相手を見つけるんだろう
いつか恋をするんだろう
孤独じゃないのに
そこで僕は泣きそうになって斜め前の髪の長い後姿を見つめた
ねぇ 恋なんてそんないいものじゃないよ
性欲でしかないよ
なら友達でいいじゃんって思う
それでもこの愛しさはなんだろう
好きなんだ
好きなんだ好きなんだ
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