チンジャオロースにさようなら/うめバア
 
なぁ、
そんな会社、辞めちゃえばいいのに、と
こんなときだけは思います。

公園にはハトがいます。
人間が食べた弁当の残りかすをあさりに
すぐ近くまで寄ってきます。
ハトは苦手です。
ハトなんて絶滅してしまえばいいのに、
と、思ったりします。
そんな私は心の狭い人間なんだ、なんて
すぐに反省したりもします。

向こうのイチョウの木の下には
3人で固まっているお姉さんがいます。
その様子はまるでさえずる小鳥。
紺色の制服と、揺れる赤いスカーフが、
物語っぽくて、素敵です。

ご飯の上の梅干しをこりこりかじって
緑と紫のおつけもの、レタスとポテトサラダへ。

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