哀しみのメロディー/tamami
低い雲が私を覆う度哀しみが私を覆う
あたかも行く末を暗示しているように
不安に苛まれる一時は得体の知れない
靄が私を取り囲み前面に立ちはだかる
私は顔を覆い蹲り今が去るのを待った
美しい音楽でこの場を清めようと思う
美しい音楽に聴き入り旋律を楽しもう
魔の時負の時は突然訪れて暫く居座る
共に何を聴こうかと美しい音楽を探す
曲が流れ出し共に音楽を聴いていると
いつの間にか魔の時は消え去っている
それは私の哀しみのメロディーであり
その都度その時々に想起されては聴き
低い雲が私を覆う度に哀しみが訪れた
慈しみ誘うメロディーは哀しみを連れ
低く覆う雲も靄も共に連れ去って行く
遠くへ静にただ静に知らぬ間に消えた
美しい音楽はこの場を清め癒しで包み
私を覆う負と魔の時を連れ去ったのだ
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