ある愛好者の告白/愛心
ると困るんだよね。
言ったでしょ?
生気のない目なんて好きじゃないんだよ。
僕を頼りなよ。
僕は先生だからね。
君を傷付ける人間をここから追い出すことも簡単なんだよ。
消すことまでは出来ないけどね、ごめんね。
だからね、泣かないでよ。
僕は君の瞳に恋をしたんだ。
君の瞳に僕を映してよ。
あは、変態で良いよ。いつの時代でも、お姫さまを救い出す王子さまは変態だからね。
白雪姫然り、シンデレラ然り。
知らなかったなら、今度話してあげるよ。
君はもうすぐ救われる。
人を傷付けることでしか自尊心を満たせない可哀想な子どもの胸に、君は僕という拳銃を押し付けることが出来る。
引き金を引くかどうかは君が決めれば良いよ。
僕はオキュロフィリアだ。
君の瞳に恋をしている限り、僕は君の味方だよ。
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