空にさよなら日記/八男(はちおとこ)
たのではないか?この気持ち、草刈さんにお見通しだったらどうしよう。
そんな思いがよぎって、新たな苦しみを起こさせた。
こういった思いと常に無関係でいられるさっき見た赤い花を尊敬したくなった。暖かく、乾いた風が吹いて、いい感じで揺れている花をもう一度見つめた。花って、なんて無邪気なんだろう。そう思いながら、小さなオナラをした。
しばらくぺろよんに滞在しているが、このところ、草刈さんと弁吉君以外、誰にも会っていない。でも、毎日いろんな話ができて楽しい。草刈さんを中心にして、ほとんどが、うる覚えのなんの含蓄もない、阪神タイガースの話だ。コテコテの会話をしながら。そんな
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)