風のない日/
番田
夜の明けた日に
だけど 眠りに落とされた
この世界があり
そんな 自分にこそ 世界がある
楽しいことを思う
そして 自分を思うとき 理解する
また 眠りに落とされては
思う場所に出かけるのだろう
冷たい そして 冬の日だった 思う
乗り換えではないのに電車を待っている だけど
もう すでに 日曜日だった
女子供のいない新宿のホームに立たされていた
戻る
編
削
Point
(1)