断片/
渡辺亘
愛するとは
私の全人格をかけた戦いであり
私の躰のどこを切っても血が流れるように
私の人格のどこを切っても愛が溢れるようでなければならない
それは命の内側から人を愛するということ
ひとりの人を愛するということが
やがて全人類を愛するということに通じると
信じる
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