ガラタ橋からの風景と僕の感慨/ガンジー
 
ガラタ橋はイスタンブール旧市街と新市街を結ぶ鉄橋だ。
二重構造になっていて下がレストラン、上が車道と歩道になっている。
橋の上ではおじさんたちが釣り糸をたらしている。
サバサンドイッチを売っているおじさん、魚のエサ、ミミズをビニールの小袋に
入れて売っているおじさんがいる。
橋の上から湾の奥に見える景色は丘陵地帯に住宅地、アパート、マンション、ジャーミィー
が見える。
空にはアタテュルク空港に向うのだろうか飛行機が飛んでいる。
あそこは普通の一般市民が暮らしている、どんな暮らしをしているのだろうか?
僕はそこに行くことはないけれど、電車でバスで市内の会社、学校に通うのだろう、
そこにイスタンブール市民の普通の生活がある。
僕もイスタンブールに生活することになったらアパートを借り、料理を作り、自転車を買い
ショッピングセンターに行き、普通の生活をし、トルコ語を勉強し、たまにパーティーをし
友達を呼ぼう。
僕は友人とガラタ橋を並んで歩いてそんな感慨に耽っていた。
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