苦しい時がある/ドクダミ五十号
 
人を愛するのが

苦しい時がある

かなしいくらい

無理をするから?

伝えようとして

言葉が拙いから?

君の心の内側に

入れはしないと

知った時に私は

愕然とするのだ

個々人は別の人

理解を遥か越え

頑なな命なのだ

それでもそれでも

孤独の闇に浸る

私の視界に飛び込む

君の言葉があるんだ

痛かったりもする

刹那的であったりする

どうか許して欲しい

認めなくても良いから

自由と個人

それの境は

厳しいのだから


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