日常生活の闇と詩/番田
生きているから近づこうとする
でもベッドで眠るときに遠のくのだ 体が
この手によって傘を買う それは
流れる時の中で 遮る 雨を
屋根には濡らすための何も降らないから
カラオケの練習をさせられた 濡れた太陽
雲には 瞼だけが思っていた それを
死はなぜ誰にとっても目に舞う雪なのだろう
雪は顔のその中心として
だが きっと空中を舞う雪の感情だ
空があるのは爪の縁なのかな
眠りに落ちていくときの夢の青さはその垢だ
青の手は人のいない 明るさ だけど
理解する それは 手にかぶされた皮だ
骨にかぶせる血の流れでもなく
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