やわらかな日差し/葉月桜子
1月1日
新しい光が窓から差し込み
やわらかな日差しが 私を包み込む
昨日までの がむしゃらに走ってきた身体が
その光に 許しを得る
身体が次第に溶けていく
肩の力抜いて
無理して笑わなくていい
泣きたいときは 悲しい顔して
楽しいときは いっぱい笑って
寂しい時はたくさん甘えて
素直に生きてみよう
大切な人が そばで見ていてくれるから
前を向いて歩いてみよう
この光の先に
一体何があるのか誰にもわからないけど
新しい光が窓から 私を包み込む
信じて生きてみよう
きっと しあわせいっぱい見つかるから
きっと 愛がたくさん溢れているから
窓についた雫が そんな私を映した
新しいやわらかな光が 私を包み込む
昔 お母さんに抱きしめられた記憶
ふと蘇る
温かい ぬくもり
存在を認められた感覚
無条件の愛
戻る 編 削 Point(4)